涙の取り方
ここでは、採取キットを使った涙の集め方を説明します。赤ちゃんは、お腹がすいたときや、オムツを替えて欲しいときなど、待っていれば必ず泣きますので、絶対に無理に泣かせることのないようにお願いいたします。
泣かせることは肺の運動になり、丈夫な子になるといわれます。泣かせておくのは悪いことではありません。しかし、あくまでも運動になる程度であれば良いということです。ひきつけを起こすほど泣かせることは良くありません。
1.採取キットの
撥水シート(伸ばすことの出来る特殊素材です)
スポイト(写真のものより、小さく使い勝手のよいものです)
小型チューブ(-196〜121度にも耐えられる高性能チューブです)
を使います。
(その他のものは、ここでは使用しません)
2.撥水シートの使い方。 (1歳以上は、綿で集める方法が良いです。後記)
手のひらに載せて、真ん中が少しくぼむようにして使用します。水道水など一度練習すると良いでしょう。また、うまくくぼみを作れない場合は、丸いものに押し当てて、軽くシートを伸ばしてやると、シートが変形しくぼみが出来ます。その際、力を入れすぎで破かないように気をつけてください。
3.赤ちゃんが泣いたときに、落ちてくる涙を撥水シートに受けます。撥水シートは柔らかいものですが、目に入れたり角で皮膚に傷をつけたりしないように十分気をつけてください。
注意:絶対に無理に泣かさないで下さい。
4.シート上に溜まった涙をスポイトで吸い取り、チューブに入れます。
5.チューブの目盛で0.5ml以上涙を集めてください。
出来るだけ、0.2ml以上は集めるようにしてください。
(一滴の涙でも作れますが、その場合、
ピュアリフィケーション処理のオプションに限定があること
完成品の涙の量が少なくなることをご了承ください。
量が少ない場合は、まず、お問い合わせください。)
6.一度に採取する必要はありません。その間、チューブは冷凍庫または冷蔵庫で保管してください。凍らせておけば、2回目以降の採取の時にチューブを倒して前に集めた分をこぼしてしまうという事を防げます。こちらで、除菌処理・ピュアリフィケーション処理を行いますので、こぼしてしまっても、テーブルの上等でしたらスポイトでそのまま集めてもう一度入れても構いません。
二人でやれば比較的簡単に行なえます。
撥水シートで上手く採取できない場合(動きが活発な場合)
綿棒の先ぐらいの大きさの脱脂綿(綿棒から剥ぎ取ってもOKです)で涙を吸い取り、それをシートの上で絞って、チューブに移して下さい。上手く絞れない時は、綿ごとチューブに入れてもOKですが、その時は、涙でビタビタになる状態で、出来るだけ多く集めてください。
お家にある脱脂綿で構いませんが、採取キットのご請求の際に、脱脂綿をご要望くだされば、キットに同封してお送りします。
送っていただく際には、せっかく集めた涙が漏れて失う事故を防ぐため、キットに入っている送付用の保護チューブ にチューブを入れて、送ってください。